当会のご案内

日頃より一般社団法人奈良県病院薬剤師会の活動にご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
令和8年5月28日の総会におきまして、引き続き会長を務めさせていただくこととなりました奥野智之でございます。会員の皆様をはじめ、関係各位のご支援に心より感謝申し上げますとともに、本会のさらなる発展に向けて尽力してまいります。
令和8年度診療報酬改定では、病院薬剤師の専門性と役割に対する期待がこれまで以上に明確に示されました。病棟薬剤業務実施加算には新たな上位区分が創設され、ポリファーマシー対策や退院時支援など、薬剤師が患者さんにより深く関わることが求められています。
しかし、病院薬剤師の目指すべき姿は、診療報酬の算定そのものではありません。私は、元日本病院薬剤師会会長である全田先生が提唱された「薬あるところ薬剤師あり」という言葉に、その本質があると考えています。病棟、外来、手術室、救急部門、地域連携の場など、薬物療法が行われるあらゆる場所で薬剤師が専門性を発揮し、患者さんに貢献することこそ私たちの使命です。
その実現のためには、まず薬剤師が患者さんのもとへ足を運び、薬学的管理を実践できる体制づくりが必要です。本会としても、人材確保と育成を最重要課題の一つと位置付け、薬学生への魅力発信、病院薬剤師の地域偏在の解消などに積極的に取り組んでまいります。
また、本会は学術研修活動、多職種連携、災害医療への対応、地域医療機関や行政ならびに薬剤師会との連携強化を引き続き推進し、県民の皆様により安全で質の高い薬物療法を提供できる環境づくりに努めてまいります。
奈良県病院薬剤師会は、これからも会員の皆様とともに研鑽を重ね、「薬あるところ薬剤師あり」を実践しながら、県民の健康と福祉の向上に貢献してまいります。病院薬剤師が患者さんのもとへ赴き、その専門性を十分に発揮できる環境を整えることが、医療の質の向上と県民の皆様の安心につながるものと確信しております。
今後ともご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。