当会のご案内
日頃より当会の活動にご理解とご協力を賜り誠にありがとうございます。
令和6年5月22日の一般社団法人奈良県病院薬剤師会総会において寺田貞雄前会長の後を受け、会長に就任いたしました奥野智之でございます。当会のさらなる発展のため、精一杯努力してまいりたいと思いますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
当会は、平成26年に一般社団法人化され、会員の代表である理事の先生方を中心に運営を行っており、現在、66の病院・診療・介護保険施設所から600名を超える正会員、5名の名誉会員、10名の特別会員が在籍しております。また、賛助会員として77社の製薬会社と医薬品卸売会社にご協力をいただいております。
当会の目的は、病院、診療所、介護保険施設に籍を有する薬剤師の倫理及び学術水準を高め、質の高い薬物療法の確保を図ることにより、地域住民の健康及び福祉の増進に寄与することであります。この目的を達成させるために、当会では9つの委員会を設置し、会員が各施設において患者さんのために存分に力を発揮できるようサポートさせていただいております。
さて、病院薬剤師の人手不足は、今まさに取り組むべき課題であります。しかし、これはわれわれの世界に限ったことではありません。我が国が直面している少子高齢化にともなう人口減少は非常に深刻です。この大きな問題も考慮した長期的な対策も必要となってきます。病院では医師や看護師のタスクシフトが叫ばれており、病院薬剤師への期待は高まるばかりです。人手不足の中での業務量増加、この相反する状況を打破するための特効薬はございませんが、まず、できることとして薬剤師業務のタスクシフト、ロボットの活用、DXなどが挙げられるでしょう。
今の病院薬剤師のため、そして未来の病院薬剤師のため、当会ができることすべきことを会員の皆様と共に考え、また、行政や奈良県薬剤師会をはじめとする関連団体と連携し、社会情勢や医療環境の変化と課題に対応していきたいと考えております。今後とも御支援・御鞭撻を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。